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日帰り手術の流れ
日帰り手術の流れ
当クリニックでは、入院する必要がない痔の日帰り手術を行っています。
土曜日も手術対応。
手術のご案内は曜日が決まっており、診療後夕方以降のご案内となります。また手術は1〜3ヶ月先になることをご了承ください。
肛門科の診察の流れ
問診
WEB問診を導入しておりますので、受付の際に症状を聞かれることはございません。
プライバシーを配慮した診察にも心がけております。
お困りの症状やこれまでの経過などをうかがいます。なんでもお気軽にお話しください。
診察
ベッドに左横向きで横になっていただいて、おしりの診察を行います。従来の仰向け姿勢と違い、恥ずかしさが少ない姿勢です。麻酔ゼリーを用いて痛みなく指での触診を行い、その結果に応じて肛門の中を確認する肛門鏡を使った診察を行います。痛みが強い場合には、無理に触診を行いませんので、お伝えください。
カウンセリング
問診と検査の結果を基に、治療方法についてご相談します。軽度の場合、生活習慣の改善や排便コントロール、軟膏や坐薬の使用、内服薬の服用により症状をなくしていきます。症状が進んでいて手術が必要な場合には、可能な手術について詳しくご説明し、患者さまのご希望に合うよう適切な手術方法をご提案します。
肛門手術の流れ
一般的な手術内容に沿った流れをご説明します。手術によっては内容が異なりますので、詳しくは医師にご質問ください。
リカバリー室ベッドサイドで手術用のハーフパンツに着替えます。
手術室ベッドでうつぶせになります。
脈拍、血中酸素濃度といったバイタルサインのチェックのための機器を装着します。
静脈麻酔薬を点滴から注射していきます。約30秒で眠くなり、患者さまがお休みになってから手術部位にジオン注を行います。
ALTA療法のジオン注射は、注射のみの手術となります。
痔核切除の場合、静脈麻酔の他に硬膜外麻酔と局所麻酔を併用しご案内する場合があります。
硬膜外麻酔を使用した場合は、下肢の痺れがなくなり、出血や気分不快がない等を確認してからのご帰宅となります。
手術内容により所要時間は異なりますが、短いもので10分、長くても40分ほどで終了します。
静脈麻酔薬を終了して麻酔が覚めたらリカバリ室に移動します。リカバリ室で完全に麻酔が覚めるまでお休みいただきます。
手術前後の注意点
手術前日
日常生活に制限はありません。万全の体調で手術を受けられるよう、早めにお休みになることをおすすめしています。
手術当日 術前
手術当日の昼食は召し上がらずに起こしください。
水、お茶、スポーツドリンクなどの水分摂取には制限はありません。低血糖を避けるためにスポーツドリンクの摂取をおすすめしています。お菓子、ゼリー、ヨーグルト、乳製品などは食事ではありませんが摂取しないでください。
手術予定時刻の30分前になったら前処置用の坐薬を1本使用し、排便を済ませます。
ご帰宅の際に麻酔の影響があるため運転が不可能です。そのためご自分で車やバイク、自転車を運転してのご来院はおやめください。
手術後に食事を摂ることが可能になりますので、ご用意しておくと安心です。
手術当日 術後
手術後は十分気をつけて、寄り道せずにご帰宅ください。
自動車、バイク、自転車の運転は麻酔薬の影響がありますのでできません。
手術後は消化に良い食事を摂ることが可能です。
素うどん、おかゆ、ゼリー、プリンなど。
手術当日の飲酒、運動、入浴、シャワーはできません。
術後
手術後1週間後から運動、旅行は行っていただけます。また飲酒は手術後2週間禁止してください。飲酒は高確率で出血がでますので、必ず守っていただければと思います。上記を守っていただけないと、術後出血や創の浮腫などの合併症が起こりやすくなりますので、おやめください。
手術した大きさや内容により異なりますが、術後の痛みは3日目以降、次第に和らいでいきます。ALTA療法のジオン注射の場合には、術後すぐに痛みが緩和され、翌日にはほとんど痛みがなくなります。痛みのコントロールと緩和には、鎮痛剤を医師の指示通りに内服することが有効です。
手術翌日からシャワー浴、1週間後から入浴することが可能です。入浴することで肛門周辺の血行が良くなり、痛みを和らげるとともに回復を促進します。夏場でもできれば浴槽に入ってゆっくり温まりましょう。
手術翌日からウォシュレットやシャワー、お尻拭きを使用し創部をこまめに洗浄してください。
また、排便時は十分に洗浄してください。
リスクがあることを承知の上で当院の日帰り手術をお受けください。