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いぼ痔の日帰り手術
いぼ痔(痔核)のALTA療法(ジオン注射)と結紮切除術。
いぼ痔は日帰り手術で治すことができます。
手術のご案内は曜日が決まっており、診療後夕方以降のご案内となります。また手術は1〜3ヶ月先になることをご了承ください。
ALTA療法(ジオン注射)
ALTA療法(ジオン注射)は、切らずにいぼ痔の治療が行えることが最大の特徴です。脱肛した内痔核(進行度合いⅡ度~Ⅳ度)に効果が高い治療法で、硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸という特殊な薬を内痔核に注射する手術です。2005年5月から保険適用になり、痛みや後遺症が少なく、術後安静にしていれば出血もほとんどないことからこれまでに20万人以上の方が受けています。
手術は日帰りで受けられますし、内容も肛門に局所麻酔を行って内痔核の4ヶ所に注射するというものです。場合によっては静脈麻酔を併用することもあります。経過観察には、6ヶ月~1年間が必要です。
ALTA療法は高い技術や知識を必要としますので、内痔核4段階注射法認定医が行います。
詳しくは、
結紮切除術(内痔核を切除する手術)
根治性が高く、痔の手術の中で最も一般的な手術であり、痔核の大きさや進行度に関係なく行うことができます。手術内容は、皮膚を切開して痔核を剥離させ、根本の動脈を縛って内痔核を周辺の皮膚と共に切除します。内痔核をメスで切除するので手術後に痛みがあり、処方された鎮痛剤を服用する必要があります。
日帰りで大丈夫?
いぼ痔の手術は、日帰り手術が可能です。手術の所要時間はおおよそ10分~40分程度です。麻酔は静脈麻酔・局所麻酔・仙骨硬膜外麻酔でのご案内となります。手術によっては術後の痛みがありますが痛み止めの処方があり、手術後の歩行が可能です。手術後に受ける医師からの注意や説明をしっかり聞いて、ご帰宅後、身体に負担をかけないようにお過ごしください。
手術後の痛みや出血
痛みは患者さまお一人おひとりによって個人差がありますので、あくまでも参考としてご紹介します。出血については、どのような治療法でも多少の出血はあります。傷口からの出血、内痔核からの出血など、手術前に出血があった場合には、手術後、症状が回復するまでは出血の可能性があります。ただし、術後、大量の出血があった場合には、すぐに医師へご相談ください。
入院に比べると日帰り手術は術後の活動量等の違いから、痛みや出血のリスクが高くなることを予めご了承ください。万が一、合併症が生じた場合は最善の対応をさせて頂きます。出来るだけ当院で止血術等は行いますが、緊急時は救急車を呼んでいただいたり救急外来や基幹病院を受診していただく場合がございます。
ALTA療法(ジオン注射)
- 痛みと腫れ
- 痛みは比較的少ない
当日の痛みは少しあります - 出血
- 多少の出血はあります
- 仕事
- デスクワークであれば、翌日から可能です
結紮切除術
- 痛みと腫れ
- 個人差はありますが切除した傷口に痛みを伴います。
麻酔が切れた後、強い痛みを訴える方が多いです。
2週間以上痛みが続く方もいらっしゃいます。 - 出血
- 手術後、出血の可能性があります。
できるだけ安静に過ごす必要があります。 - 仕事
- 痛みが強い場合、仕事はお控えください。
- 術後の傷口のケア
- 最低でも1ヶ月は3〜4時間毎にシャワーやウォシュレット、お尻拭きを使用して洗浄していただき、ナプキンまたはガーゼの交換を行っていただきます。
治癒までに2ヶ月ほどかかりますので、排便時は特に清潔にするよう努めてください。